自分の語彙力じゃ、どんな形容詞を使えばいいかわかんないけど、
すんげーカッコ良くて、チルくて、ノスタルジックな気持ちにさせられる。
古くから応援しているファンの方には、
“あの頃の岡崎体育”リマインダー、
自分を含め、岡崎体育がメジャーになってからファンになった人には、
盆地テクノの奥深さを知る一つのきっかけになる曲ではないでしょうか。
♪「カルビ丼かっ食らう メチャ美味そうに 午前二時回れば 割とスーパーソニック」
イントロの雰囲気と、
「うまそうに」と「スーパーソニック」の韻で
いきなり引き込まれる曲の出だし。
♪「使えるギミックをまたスルーしてる like a イワヤマトンネル フラッシュ無しでGO」
こんなカッコいい曲にポケモンネタとは思うまい。
ポケモン始めたばかりの頃、ひでんわざのくせに「フラッシュ」って全然使えない技じゃん、
と思ってたら、イワヤマトンネルで役に立つんですね、これが。
フラッシュ無しじゃハードだけど、このころの岡崎体育の心持ちがわかる気がする。
ポケモン主題歌へのサクセスストーリーは、この時にはもう始まっていたんですね。
♪「綺麗で気取った世界は要らない」
MVの体育くんを見ていると、
同い年の自分としても大学時代を思い出す。
僕は、親に対して反抗期とかあんまなかったけど、
やっぱり大学生の頃は、社会に対して反抗期、
みたいな変なイキりをしていた恥ずかしい過去があったなあ・・・
今じゃ一人前に社会の歯車です。
♪「ズルしてるライフか 無理してるライフ どっちか選べばって殺生じゃない」
♪「ちょっとズルして少し無理したい 甘やかされてるビニールハウスボーイ」
今の岡崎体育節にも通じる表現かな。
ちょっとズルして少し無理するくらいが人生ちょうどいい。
でも、たぶん体育くんは、少しどころか、相当無理して頑張ってると思うぞ。
♪「朝イチwhat's up ニワトリおはよー(クックドゥードゥルドゥー)」
♪「テレビのニュースで偉い人アポロジャイズ(国家ズールズルー)」
この合いの手で、ますます岡崎体育の虜になる。
♪「クリーニング屋で買ってくホームランバー 下校途中口どけるヴェイニラ」
確かにこの曲には、バニラよりもヴェイニラが合う。
てか、京都ではクリーニング屋でアイス売ってるん?
♪「いーややこやや ティーチャーにリーク」
「先生に言ってやろー」がカッコよく進化。
ちなみに、僕の住む福岡では、「いーややこやや」とは言わなくて、
「いーけんのだーいーけんのだー、せーんせーにゆーちゃーろー」でしたね。
♪「ノリの美しきバッティングフォームや 金田のバイクに憧れたりして」
野球好きの少年なら一度は真似したことのある近鉄・中村紀洋のバッティングフォーム。(のことで合ってる・・・?)
僕がプロ野球にドハマりした小中学生時代、
もちろん僕はホークスファンなので、当時のローズとノリは脅威やったな。
金田のバイクは・・・
ごめんなさい、僕は「AKIRA」を読んでいないので、ここはノーヒット。
♪「寅年で獅子座の委員長もやっぱ ボーイフレンドの前ではプッシーキャット」
この、ちょっと大人で委員長な女子から、この曲の主人公は、
「ちょっと男子!ちゃんと掃除してよ!」
って言われたことあるよね、きっと。
でも、そんな気の強そうな女子も、
ボーイフレンドの前では女の子になっているのを見て、
ホームランバー少年も、少しオトナを学んだんだね。
♪「こりゃきっと神の御業 they love each other & walk with a swagger」
ここも「みわざ」「each other」「with a swagger」の韻が心地いい。
ホームランバー少年には、委員長な女子とボーイフレンドのカップルが、
イケてる感じでいばって歩いてるように見えたってことかな。
ボーイフレンドのほうは、年上っぽいね。
まあ、結局、ホームランバー少年には love each other なんて縁遠い世界で、
その後もスナックつまみながら野球と漫画を楽しんだとさ。
ちなみに、アルバム音源とは違う、
ザ・大学生な岡崎体育が魅せるMVは、
よりノスタルジックでチルいです。
途中のエレクトリック・ピアノがすごくいい。
あと、無性にウインナーが食べたくなる。
次は、「Horoscope」です。