「OT WORKS Ⅲ」のトレーラーで収録曲のタイトル一覧を観て、
この曲にたどり着く前から、貯蓄ロマンチックな社畜の僕は、この曲を好きになる予感しかしませんでした。
アルバムとは何もリンクしないトレーラー映像に笑かされながら9曲目。
案の定、僕の心を鷲づかみ。
ただ、岡崎体育の戦略か、SexyZoneへの提供曲という大人の事情か、
フルバージョンの配信はなく・・・
アイ キャンノット ヘルプ バイイング ディス アルバム!!
ということで OT WORKS Ⅲ をゲットしてヘビロテ曲に仲間入り。
♪「休みの日くらい休ませて 体が壊れちゃう 出勤退勤事実と異なる 非常に曖昧なライン」
♪「勤勉 生真面目 ひたむきな姿勢 生粋の日本人」
顧客のニーズが多様化・複雑化して、仕事は減るどころか増える一方なのに、
人員は減らされ、「残業はするな」の時代。
けど、管理職の人たちも、さらにその上の経営層から残業の目標値を課せられてるんだろうし。
みんな大変だよ・・・
♪「月から金まで蜜蜂みたいに働いたんだし ほかに何も望まないから泥のように眠らせて(頼むマジで)」
自分の職場も、残業や土日の出勤が多いほうで、
あんまり言うとあれだけど、残業が●00時間を超える月もあって、
久しぶりの休日はほんとに泥のように眠ってます。
♪「静かな午前の家の中 鳴り響くマリンバ(おい、マジかよ…)」
今の時代ならではの歌詞と、実際にバックで聴こえるマリンバの音が秀逸。
着信音=マリンバの時代になってしまいましたね。
ちなみに、友達の子ども(3歳くらい)は、電話のまねごと遊びをすると、
電話を切る仕草をするとき、「ガチャ」ではなく「ドゥルン」って言うらしいです。
♪「あんたの声 休みの日まで聞きたかないのよ(はい、お疲れ様でぇす)」
電話に出たときの声のトーンが妙にリアル。
♪「添付ファイルのサイズでかすぎじゃ 圧縮しとけや(夕方までかかるぞこれ)」
少しだけとはいえサラリーマン経験のある体育くんだからこそなのかもしれないけど、具体例のインパクトがすごい。
この曲に限らずだけど、
岡崎体育が歌詞に取り上げる日常のエピソードに感心しちゃうというか、
リスナーに目線合わせてくれてるなあっていつも思います。
♪「休みの日などあろうものか 本当の意味での 心身ともに休まる憩いのユートピアはどこ」
いやあ、胸が痛い。
一つ気になるのは、
体育くん自身も、ほとんど休みなく活動してるだろうから、
この歌詞が体育くんの心の声を表してるんだとしたら、
少しはゆっくり休んでくれよ、と思う。
♪「あぁわかってるよ 甘いこと言ってるって でも声に出せば少しだけ楽になれる気がしてるんだ」
僕は、カッコ悪いけど心の声をすぐ口にしがちなほう。
でも、周りにどうしてほしいとかじゃないんだよね。
ほんとに歌詞のとおりで、声に出せば少しだけ楽になれる気がするから。
全く愚痴をこぼさない人ってカッコ良いけど、ちょっと心配になるっす。
♪「頼むから子犬と戯れさせて 子犬連れてきて いっそ会社の上司がみんな子犬ならいいのに」
最初に登場する蜜蜂とか子犬とか、
ワードチョイスがいちいち可愛い。
てか、体育くん犬好きよなあ。
FIGHT CLUBのジャケットとか、ドライブデートのショート動画とか、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルとか。
と思ってちょっと調べてみたら、
an・anの連載でしっかり記事になってましたね。
ただ、休みの日に仕事の電話がかかってきて「最悪やあ」って不満垂れてた僕も、気がつけば部下を持つ役職。
この先は恨まれる側でしかない。。
体育くんにはぜひ、今度は中間管理職の悲哀を歌った曲を作って励ましてほしいです、切実に・・・
次は、「龍」です。