感情のピクセル
カッコいいロック!
かと思いきや。
♪「どうぶつさんたち だいしゅうごうだ わいわい」
♪「みんなでたのしく うんぱっぱのぶんぶん」
サビでヽ(・ω・)/ズコー
でお馴染みの「感情のピクセル」。
元ネタとされるMVもあるようで、
詳しい方の記事でいろいろと勉強させてもらいました。
一時期は、本物のロックをディスってるとか、
批判の声もあったようだけど、
体育くん本人も言っているように、
ディスってたら絶対こんな曲作らないでしょ。
ネタとしての面白さと、メッセージ性が共存していて、
MVも観ながらじっくり聴いてみると、感情が忙しかった。
♪「おいでよ ブタさん ウサギさん キツネさんに ゾウさん」
♪「チーターさんはかけっこじゃまけないぞ」
前者の歌詞までは、
まだロック風の映像なので、
MVを初めて観たときは、
「ん!?どういうこと?!」
って混乱しました。笑
映像が切り替わり、
草食や雑食で優しいイメージのある動物4体と、
肉食のチーターの対比。
同じ哺乳類だけど。
MVでは、仲良し4人組に、
チーターさんは入っていけない様子。
そしてサビはこう締められる。
♪「過去を消し去るように疾走れ Don't give a fxxk with me」
・・・想像以上にチーターさんは闇を抱えていた。
♪「零れ落ちた闇雲のアンサー まだ見つからないまま 風の色はもう見えないけど 前までは見えてた」「こわっ」
1番のAメロもそうだけど、ロックの曲っぽい、カッコイイ雰囲気の歌詞。
でも、そこで冷静な一言、
「こわっ」
に笑ってしまった。
確かにね、風の色が前までは見えてたのは、冷静に考えると怖いわ。
それまでの歌い方と違う「こわっ」の声色も秀逸。
♪ (ごにょごにょ言った後に)「何て?」
笑かすな・・・😂
トランシーバーを見つめる表情もおもろい。
♪「ワニさんもなかまにいれてあげて」
♪「分かち合えない 生き物としてのカテゴライズの壁」
ここでまた、どうぶつさんたちの関係性が描かれる中で、
人間の世界にはびこる、いじめや仲間外れ、
人種、部落、LGBTQとかもそうだろうか、
カテゴライズによる差別の問題を突きつけられた気がした。
♪「思いやりという名の 道徳的価値の再認識」
でも、問題を問題のまま終わらせてしまう曲にはなっていなくて、
ちゃんと一つの答えを示してくれる、岡崎体育の良心。
「雰囲気はカッコいいけど、ちょっと何言ってるかわかんないロックあるある」の部分と、
「ふざけてるけど、ちゃんとメッセージが伝わる」部分の対比が際立っている。
カッコいいけどカッコいいとは言わせてくれない、心憎い一曲でした。
次は、「エクレア」です。